ホーホー先生のブレイクタイム(2025.7.22記)

(2025.7.22記)【一般】

 

地上で鳴く、その短い夏に。——蝉の一生から学ぶこと

夏が来ると、どこからともなく聞こえてくる蝉の声。
一斉に鳴きはじめるその音は、暑さを一層際立たせるようでもあり、どこか懐かしさを呼び起こすようでもあります。

蝉の成虫としての命は、およそ1週間から長くても2週間。
でも、地上に出てくるまでに、実は6年から7年という長い時間を、土の中で過ごしています。
誰にも気づかれず、光も差さない土の中で、じっと、地上に出るその「とき」を待っているのです。

ようやく地表に出たその瞬間から、蝉は全力で鳴き、生き、命を次につなごうとします。
その姿は、私たちの「今を生きる」ことの意味を問いかけているようにも感じます。

たとえ見えなくても、心に残る時間がある。
たとえ短くても、全力で生きる日々がある。

静かな土の中で過ごす「準備の時期」と、賑やかな「本番の時間」。
私たちの人生にも、きっとそういうリズムがあるのかもしれません。

夏の蝉の声に、少し耳を澄ませてみませんか?

ホーホー先生のブレイクタイム(2025.6.25記)

(2025.6.25記)【一般】

「得意・不得意」って、ほんとうは宝の地図。

 

みなさん、こんにちは。
今日は「得意・不得意」について、ちょっとお話ししてみようと思います。

 

🕊 得意って「できること」じゃなく、「やってみたいこと」かも?

 

「得意なことはなんですか?」と聞かれて、パッと答えられますか?
「うーん…特にないかも」と思ってしまう人もいるかもしれません。

 

でもね、得意って、必ずしも「すごくできること」じゃなくていいんです。
「好き」「なんとなくやってみたい」「気づいたらやってる」
そんな感覚こそ、あなたの“得意の芽”かもしれません🌱

 

🐢 不得意は、悪いこと?

 

不得意なことって、できれば避けたくなるよね。
でもね、こう思うんです。

不得意なことは、「誰かの得意」に出会えるチャンス!

たとえば、人前で話すのが苦手な人がいたら、その人の話を静かに聞いてあげる“聞き上手さん”がいるかもしれません。
お互いの苦手と得意が出会うと、チームが生まれるんです。

 

不得意はダメなものじゃなく、「助けていいんだよ」ってサイン。
苦手があるって、誰かとつながるきっかけになるんです✨

 

🌈 自分マップを描いてみよう!

 

今日のおすすめワークは、「自分マップ」を描くこと。
好きなこと・なんとなく気になること・やってみたいこと・ちょっと苦手なことも、ぜんぶ書き出してみてください。

 

見えてくるのは、できる/できないの地図じゃなく、
あなたの「やってみたい」「こうありたい」の地図です。

 

得意・不得意って、点数をつけるものじゃなくて、
「あなたらしさ」を教えてくれるヒントなんです。

 

自分のこと、ちょっと好きになってみる。
それだけで、きっと明日がやさしくなりますよ。

ホーホー先生のブレイクタイム(2025.6.12記)

(2025.6.12記)【一般】

🕊️〜人とつながるって、どういうこと?〜

 

今日は「人とつながること」について、ひと息つきながら考えてみましょう。

 

人は、一人じゃ生きていけない――
そんな言葉、聞きなれていますよね。でも実は、「つながり」は心の安全基地なんです。

 

「この人と話すとホッとする」
「自分のままでいていいと思える」
そんな関係がひとつあるだけで、人は変わる力を取り戻します。

 

でも、忘れてはいけないことが一つ。
支援する人にも、つながりが必要なんです。

 

一人で頑張りすぎていませんか?
あなた自身が安心してもいい場所、話していい相手、ありますか?

 

つながりは、相手のためだけじゃなく、自分のためでもある。
「つながること」は、支援の入り口であり、支援者の命綱でもあるのです。

 

今日も、あなたの中に小さなつながりが灯りますように。

 

また、ひと息つきに来てくださいね。
ホーホー。

ホーホー先生のブレイクタイム(2025.5.29記)

(2025.5.29記)【一般】

🌧️「やまない雨はない」――梅雨の向こうにある光

 

雨が降り続くと、なんとなく気分まで曇りがちになります。
洗濯物は乾かないし、出かけるのもおっくう。
気づけばため息も多くなっているかもしれません。
でも、思い出してみてください。
雨のあとの空が、いちばん澄んできれいだったことを。
長く降った雨がやんだあと、ふっと差し込む光や
虹の気配に、思わず立ち止まってしまうような瞬間があります。
それはまるで、「がんばってたね」と
空がそっと声をかけてくれているようです。
人生の中にも、時には“長い雨”のような時期があります。
先が見えず、じっと耐えるしかないような時。
でも――
「やまない雨はありません。」
止んだときには、きっと今より一歩先へ進んでいるはず。
そんな希望を胸に、今日もひとつ深呼吸してみましょう。
雨の音に耳をすませながら、
静かに心を整える季節にしていけたらいいですね。

ホーホー先生のブレイクタイム(2025.5.6記)

(2025.5.6記)【一般】

🌳「まっすぐ育つ木」ばかりじゃない 〜新緑の季節に、心の成長を見つめて〜

春から初夏にかけてのこの季節、木々がいっせいに芽吹き、濃くなっていく緑に心が和みます。ふと空を見上げれば、まっすぐ空に伸びる木もあれば、風に揺れて曲がりくねった枝ぶりの木もあることに気づきます。

 

どちらが「正しい」のでしょうか?

 

実はどの木も、光を求めて、自分にとって最も自然な方向に伸びているだけなのです。

 

子どもの育ちも同じです。
まっすぐに見える道を進む子もいれば、途中で立ち止まったり、遠回りしたり、思わぬ方向に伸びていく子もいます。でも、それは決して間違った育ちではなく、その子なりの「今、必要な育ち方」なのです。

 

心理支援の現場では、「どうしてあの子はこうなんだろう?」という問いに出会うことがあります。でも、まっすぐ伸びないからこそ見える景色、そこにしかない気づきや強さもあるのです。

 

私たちは、そんな一人ひとりの“枝ぶり”に目を向け、無理に矯正するのではなく、自然な成長をそっと支える存在でありたいと願っています。

 

この新緑の季節、子どもも、大人も、自分らしく伸びていく姿を温かく見守る。そんなまなざしを、学校にも、家庭にも広げていけたら──。そう願っています。

© International Psychological Science Lab.