(2025.9.20記)【一般】(リフレッシュ期を経て久しぶりの投稿)
「長い夏の向こうに」
今年の夏は、まるで終わりのないトンネルのようでしたね。
朝も夜も熱気がまとわりつき、心も体も休まらない。
「いつまで続くのだろう」と思った方も多かったのではないでしょうか。
けれども、季節は必ず進みます。
ある朝ふと感じる空気の軽さ、夜風のひんやりした匂い。
静かに、確かに、終わりは近づいているのです。
心の世界も同じです。
悩みや不安に覆われ、出口が見えない時期があっても、
その状態がずっと続くわけではありません。
人の心には回復する力があり、
ほんの小さな“変化のサイン”は必ず訪れます。
そのサインに気づくには、
まずは立ち止まり、自分の気持ちに耳を傾けること。
「最近、風が少し涼しい」と感じるように、
「昨日より少し楽になった」と自分に語りかけること。
それが支援につながる大切な一歩です。
秋の空は、頑張ってきた心と体に
「よくここまで来たね」と語りかけてくれます。
もし今、長い夏のただ中にいる人がいたら――
どうか覚えていてください。
季節は巡り、心もまた動き続けています。
そしてあなたにも、やがてほっと息をつける秋がやって来ます。